2011年10月4日火曜日

[REVIEW]ゆきのひ

ゆきのひ(The Snowy Day)





エズラ=ジャック=キーツ作
(1962)

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ある雪の日にピーターの雪遊びを切り絵で描いています。
雪遊びは万国共通で自分も同じ経験をしているため、親の目線でも共感することができました。
5歳の子は、雪遊びを思い出したのか、まだ秋がはじまったばっかりなのに雪が降るのを楽しみにしています。1歳の子はまだ理解できていないので雪が降ったときにまた一緒に読ませたいと思います。

1962年当時では黒人の男の子を絵本の主役ということだけで画期的な絵本だったようですが、現在でも名作して評価されているのは、単に社会問題をあつかった絵本ではなく構図のすばらしいからですね。

海外の絵本ベスト100 (1-10位まで)


2011年10月2日日曜日

[REVIEW]ハトにうんてんさせないで。

ハトにうんてんさせないで。


モー・ウィレムズ作(2004)

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セサミストリートの脚本家で5度のエミー賞を受賞しているモー・ウィレムズの絵本。
バスの運転手との約束を守って、バスを運転したがる鳩さんのお願いを断る話です。ネタバレしてよんでも、面白さは全く変わらないし、何度読んでも面白い。

鳩が、絵本の中から読者にお願いをしてくるのを子供と一緒に断っていくと対話型の絵本です。あの手、娘の手でお願いをしてくるので、最初のうちは子供はおずおずと断ってきますが楽しくなって大声で叫ぶように断りだしてしまいます。我が家ではお姉さんが断っているのをみて1歳の妹も一緒に「メッ」と叫んでます。本当に家族全員で楽しめる絵本です。

「車の免許を持っていないと運転をしては行けない」というルールを守りましょうという話がベースになっているので、いろいろ応用が聴きます。我が家では、車を運転中に赤信号で止まっているときに「もうすぐ青になると思うよ」「向こうから車来ないよ」「おまわりさんもいいというと思うよ」と子供に信号無視の提案をし断ってもらうという言葉遊びでよく盛り上がっていますので、子供に楽しみながらルールを教えるという普遍的な手法を絵本にした名作だと思います。かなりおすすめです。



モー・ウィレムズ(Mo Willems)作品リスト

海外の絵本ベスト100 (1-10位まで)

2011年9月4日日曜日

[REVIEW]かいじゅうたちのいるところ

かいじゅうたちのいるところ


モーリス・センダック作
(1975)




かいじゅうたちのいるところ

海外の絵本ランキング1位になったり、映画化されたりと以前から興味を持っていた絵本が、保育園の貸し出し図書にあったので借りてみました。内容は親に怒られた「マックス」君の大冒険。
上の娘によると保育園でもよく読んでくれているそうで、ちょっと怖いけど好きな絵本とのことでした。

大人が読むとオチは想像通りで確かに子供の頃を考えノスタルジックな気持ちにはなりますが、メジャーなのでどこの図書館にもおいてあるのと、「マックス」君が少し乱暴なところがあるので娘二人の我が家には買うほどの作品ではないです。


海外の絵本ベスト100 (1-10位まで)




[REVIEW]赤いぼうし(美しい数学 (5))




美しい数学シリーズ

数学の消去法を帽子の色を当てるクイズ形式にすることと、平易な言葉と絵でわかりやすく説明している絵本です。消去法は、あり得ない選択肢をひとつひとつ消去していくやり方なので、選択式の試験で有益なロジックで、大人になってからも割と普通に使う機会のある考え方です。

数学で犯罪を解決するか何かの中で、山形 浩生さんがおすすめの図書として絵本を挙げていたので、自分の勉強と年長の子供(5歳)に数学好きに方向付けしてみるのを兼ねてと思い読んでみました。



残念ながら5歳の娘にはまだ難しかったのか帽子が3つ出てきたところで断念してしまいました。
どうも答えが「わからない」というのが正しい答えであることが理解できておらず、私も「わからない」が正解であると概念をうまく説明することができませんでした。AMAZONの書評を見ると幼稚園の子供から大丈夫なようなので、5歳の娘の数学能力が足りていないというよりは、親の指導力(説明能力)不足なのだと思います。クイズなので親子で相談しながら問題を解けると楽しそうなので諦めずに再度説明をしてみたいと思います。

絵本だからと子供向けという訳ではないので大人用としてもお勧めしです。私も帽子が5つ出てきたP35がわからずに、回答を見てようやく理解できたので、大人が読んでも十分勉強になります。ちなみに最後の問題は結構簡単に解けたのですが、答がないのでとても気になります。。。

  

2010年7月13日火曜日

[REVIEW]おやすみなさいおつきさま

おやすみなさいおつきさま



マーガレット・ワイズ・ブラウン作(1947)

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ウサギの子供が眠りに着くまでを少しミステリアスな感じで話が進む絵本。AMAZONのレビューではほとんどが星5です。
ストーリは、子供部屋だけで終わりますが各ページ少しずつ変化していくので子供も大人もどこが変わっていくのかを自然と探してしまいます。何度みても新しい発見がありそうですね。


自分が気付いただけでもこんなにも不思議な点がありました。
・月と時計の針は毎ページ移動していき
・ねずみは部屋中を移動し
・猫は毛糸で遊び
・赤い風船は途中で消えるが最後にまた出てきます(構造的には
・おじやは誰かが食べているのか減っています
・絵がズームインしていき途中でズームアウトしていく

また、絵本の中で入れの関係になっている箇所がありますよ
・左手の絵はウサギが川でウサギをつっている
・牛の絵が熊の絵の中にあること
・子供のテーブルにある絵本の名前がGoodnigh moon(おやすみなさいおつきさま)なこと

絵柄やストーリから子供は読んでいるうちに眠くなってくるとおもいますが、逆に大人は気になって眠れなくなってしまうかもしれませんね。1947年の絵本ということで古臭く感じるところもありますがそれがいい感じでノスタルジックな雰囲気を醸しているように感じます。時代を超えた名作なんでしょうね。


海外の絵本ベスト100 (1-10位まで)

2010年6月23日水曜日

[REVIEW]こわがりやのクリス だっしゅつだいさくせん

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内容紹介

リスのクリスはこわがりや。どんぐりの木からいっぽもでたことがない。
そとはきけんがいっぱいだからね。でもだいじょうぶ!やくようせっけん、ばんそうこう、パラシュート……。きけんにそなえてじゅんびはバッチリ!
ところがある日、たいへんなことがおこった。クリス大ピンチ!こんなはずじゃなかったのに!
ピンチはチャンス?!ひょんなことから新しい世界に1歩踏み出してしまうクリスの、コミカルワールド!
シリーズ第1弾、ついに日本上陸!!

子供向けの絵本なんですが、AMAZON山形さんがオススメしていたので買ってみました。

以下 絵本評:ネタバレあり

リスのクリスはリスク(リスとクリスとリスクをかけている訳じゃない)を取ることを恐れていつも同じ場所から動かない平凡な日々を送っていた訳ですが、クリスが恐れていることが幅が広く面白い。人間からみるとそこまで考える必要がないのですが、井の中のクリスには想定するリスクの発生する割合がわからないので日々おびえてるんですね。

やるリスクとやらないリスクをどう評価するかで、やらない理由を見つける方が簡単だけど、そのやらないリスクの発生する可能性を適正に考えないといけないですね。
絵本を読んでいるときは「クリスは臆病だ、これじゃいかん」となるのですが、実は普段の生活だとクリスと変わらずリスクを取れていないことに気づきました。

早速娘に「人生はリスクを取らなくちゃいかん」と読ましたのですが、絵本の構成がちょっと変わっていたせいかあまり興味を持ってもらえませんでした。。。そのうちそのうち読んでくれるはず。

あと、あとがきの作者の紹介が絵本のストーリーに上手にかぶせてあって唸りました。




[Ranking]海外の絵本ベスト100 の紹介「11位から20位」

11位から20位


SLJ's Top 100 Picture Books 2009 Poll Resultsの日本語版を探してみる

11: はなのすきなうし (The Story of Ferdinand) by Monroe Leaf, ill. Robert Lawson (1936)


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12: Good Night Gorilla by Peggy Rathmann (1994)


Good Night Gorilla

13:サリーのこけももつみ(Blueberries for Sal) by ロバート・マックロスキー(Robert McCloskey) (1948)


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14: 三びきのコブタのほんとうの話(The True Story of the Three Little Pigs) by ジョン シェスカ(Jon Scieszka), レイン スミス(ill. Lane Smith)(1989)


三びきのコブタのほんとうの話


15: おしゃまなリリーとおしゃれなバッグ(Lilly's Purple Plastic Purse) by ケビン ヘンクス(Kevin Henkes) (1996)


おしゃまなリリーとおしゃれなバッグ



16: 月夜のみみずく(Owl Moon) by ジェイン ヨーレン (著) (Jane Yolen), ジョン ショーエンヘール (イラスト), (1987)


月夜のみみずく

17: おさるとぼうしうり(Caps for Sale) by エズフィール スロボドキーナ(Esphyr Slobodkina) (1947)


 おさるとぼうしうり

18: まよなかのだいどころ(In the Night Kitchen) by モーリス・センダック(Maurice Sendak) (1970)


まよなかのだいどころ


19: ルピナスさん—小さなおばあさんのお話(Miss Rumphius) by バーバラ クーニー(Barbara Cooney) (1982)


まよなかのだいどころ


20: George and Martha by James Marshall (1972)


George and Martha